漱石忌
十二月九日は文豪夏目漱石の忌日である。
慶応三年一月五日(1867年2月9日)江戸に生れ、
東大英文科卒業後松山中学に赴任し、
病気のため帰省中の子規が同居した時から句作を始め、
忽ち日本派有数の作者となった。
その後ロンドンに留学し、その間子規は没し、句作に熱を失う一方、
帰朝後小説家として盛名を得、文豪の面があまり偉大であるため、
俳人としての面は閑却視されがちになったが、
俳人としても明治俳句屈指の作者である。
肩に来て人懐しや赤蜻蛉
秋の江に打ち込む杭のひびきかな
墓は東京雑司ケ谷霊園にある。
〔村山古郷:大日本歳時記〕
漱石忌のこの日
生憎の時雨のためか、朝の雑司ケ谷霊園は人影も少なく、
漱石の墓も閑静だ。
墓参を済ませ去ろうとすると鳴き声が聞こえたので振り返ると
猫が墓石のうしろから現われた。
墓守だろうか。
2006年12月9日
関連
椿わびすけさんの 「漱石忌 北鎌倉へまいりました」
http://rendezvou.exblog.jp/m2006-12-01/#4686577
「雑司ケ谷霊園に眠る著名人」
http://www.kosho.ne.jp/~ouraiza/jousetsu/list.htm



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